第二の人生を楽しむのに、おすすめしたいのが豪華客船に乗って社交ダンスを踊る「船上パーティー」です。
英語が話せなくても、船旅初心者でも楽しめるダイヤモンドプリンセス号なら、毎晩ダンスパーティーやナイトショーで楽しめます。ダンスが踊れなくてもレッスンで教えてもらえるので大丈夫です。
むしろ、クルーズ旅行をきっかけに、ダンスを入める方も少なくありません。
クルーズ旅行は、食事もついていて最近はかなりお手頃価格で行けます。新しい楽しみ方で人生豊にしませんか?
こんにちは。尾崎沙織です。
社交ダンスを踊れると豪華客船での旅行が楽しめると聞いて興味を持ち、生徒様も交えてダイヤモンドプリンセス号というクルーズ船に乗って、5拍6日の旅行に行ってきました。
この記事は、私が2023年9月15日~20日にダイヤモンドプリンセス号に乗船し、体験したことを描いています。
クルーズ船での旅行に興味のある方や、社交ダンスをされていて、船上ダンスパーティーを経験してみたい方のお役に立てれば幸いです。
目次
豪華客船で行くクルーズ旅行について
豪華客船の旅は、憧れるけど、費用が高そうだし、長期休暇が必要で、かなり敷居が高いと思っていませんか?
船のランクや部屋によっても幅はありますが、1泊1万円程の計算で行けるんです。
クルーズ旅行はすべて込みの「オールインクルーシブ」と言って、代金には船の運賃や宿泊代、食事代やエンターティメント参加費用など、ほとんどのものが含まれています。
船内で支払いが必要なものは、プランによって若干変わりますが、アルコール代、船内での買い物、エステ、マッサージ、美容院、ランドリーなど、個人的にかかる費用です。
すべてが込みのオールインクルーシブの料金だと考えると実は普通に飛行機で行く海外旅行とあまり料金が変わらない、むしろ安くなる場合もあるのです。
クルーズ旅行に参加するのはどうしたら良いのか
まず、色々な旅行代理店が、クルーズ旅行を取り扱っています。船内では1人用のイベントもあるので、お1人でも、ご参加いただくことはできます。
例えば、クラブツーリズムや阪急交通社、JTBクルーズやiCruiseなど、かなりたくさんの旅行代理店が、クルーズ旅行を取り扱っていますので、飛行機で海外旅行に行く感覚で、クルーズ旅行に参加することができます。
旅行代理店やインターネットで気軽に予約することができます。
ダイヤモンドプリンセス号はどんな船 ~クルーズ船の種類~
クルーズ旅行と言っても、船にはランクがあります。
クルーズ船は、通常大きく分けて、カジュアル、プレミアム、ラグジュアリーの3つに区分けされます。
お値段はカジュアル、プレミアム、ラグジュアリーの順に高くなりますが、今回乗船したダイヤモンドプリンセス号は、プレミアムクラスの船です。
日本生まれの大型客船、日本で建造された最大の客船として、2004年にデビューしました。
乗客定員約2700名という大型の豪華客船で、横浜ランドマークタワーの高さとほぼ同じだそうです。かなりの大型なので、波の影響を受けづらく、比較的揺れを感じにくいです。
船上ダンスパーティーってどんなもの?
豪華客船の旅行には、船内のダンスホールで踊れるプランがあります。夜にダンスホールでダンスパーティーが開催されるのです。
船の種類にもよりますが、ダンスパーティーが充実している場合と、そうでない場合もあるようですが、今回のダイヤモンドプリンセス号では、5日中3日は、社交ダンスパーティーが1~2時間ほど、開催されていました。
船によって雰囲気は違うと思いますが、今回のクルーズ旅行では、社交ダンス初心者くらいでも楽しめると思いますが、全く初めてだとちょっと場に入りにくいと言う印象でした。
ジルバ・ワルツ・ルンバの入門ステップくらいは覚えていかれると良いと思います。
クルーズ旅行に必要な物や服装について
朝や日中は、カジュアルでOKです。水着やパジャマで船内を歩くことはマナー違反とされています。
また、夕方から夜になると、インフォーマルな服装が必要です。
服装についてご紹介します。
【カジュアル】ちょっとお洒落な普段着。
男性:襟付きシャツ+スラックスなど。(短パン、Tシャツ、スニーカーは不可。)
女性:ブラウスとスカート、スラックスなど。
【インフォーマル】ちょっとお洒落してお出かけする時のイメージ。
男性:ジャケットにネクタイ。
女性:ワンピース、パンツスーツ。
【フォーマル】結婚式やパーティーに参加する時のイメージ。
男性:タキシード、ディナージャケット、ダークスーツ。
女性:イブニングドレス、カクテルドレス。着物の場合は訪問着など。
これは一般的な服装ですが、船によって全く雰囲気も違います。今回乗ったダイヤモンドプリンセス号は、夕方過ぎてもポロシャツや短パンなど、カジュアルよりも更にラフな格好の人もいました。
次に、持ち物ですが、船によっても若干違うようですが、ダイヤモンドプリンセス号では、最低限、以下の物は必要だと思います。
- パスポート(必須)
- 歯ブラシセット
- 洗剤
- 洗濯もの干し
- 壁掛けフック(磁気)
- 運動靴(運動用)
- サンダル(プールサイド用)
- フォーマルドレス1着(又は着物)
- フォーマル用の靴
- 洗顔や化粧水などの洗面用具
- サブバッグ又はリュック(寄港地観光用)
- 水着(プールやジャグジー用)
船にはどこから乗れる?何時間前に到着すべき?乗船と手続きの流れ
それではここからは、実際に体験したダイヤモンドプリンセス号でのクルーズ旅行での様子について、書いていきたいと思います。
今回の船旅は、横浜の大さん橋ターミナルからの出発でした。
スケジュールは、こちらです。
1日目⇒ 17時に横浜大さん橋を出航
2日目⇒ 終日航海日
3日目⇒ 夕方から寄港地「釜山」を観光
4日目⇒ 夕方まで寄港地「長崎」を観光
5日目⇒ 終日航海日
6日目⇒ 下船
17時出航とのことでしたが、混雑が予想されるため、11時に大さん橋のターミナルに集合しました。ダイヤモンドプリンセスは3000人規模の船なので、早く行って待っているのがおすすめです。
長い列ですが、これからわくわくした気持ちでいくのと、ゆったりと過ごしたい人が船旅を選ぶからか、意外と早くチェックインできました。
ようやく乗船できるところまできました。目の前にするダイヤモンドプリンセスは大きかったし、存在感がすごかったです。
1日目の過ごし方 ダイヤモンドプリンセス号に乗船したら
2023年9月15日(1日目)
ビュッフェでランチを食べてから部屋にチェックイン
まずは5階のグランドフロアに入ります。ここで、イベントやバンド演奏が終日行われます。
預けた荷物が届くのは13時半以降とのこと。まだ部屋に届いていなかったので、14階のビュッフェでランチを摂りました。
ようやく夕方、部屋に入りました。
今回の船旅では、あるサプライズを用意していました。
ベランダからの眺めは最高で、まるで海の上に浮いているかのようでした。奥行が広く、昼寝しても気持ち良いと思います。
歓迎のセレモニーが盛りだくさん
まず最初に行われるイベントは、鏡割りセレモニーでした。
メイン場面はこちらです。
英語がわからなくても、常にイベント時は、英語と日本語の両方でアナウンスされるので安心でした。
その後、14階の屋外プールにて、出航を祝うためのイベントが開催されました。
横浜から出発なので、ベイブリッジをくぐるシーンなど、景色も見ごたえがありました。
夜はレストランでのコース料理に始まり、ナイトショーやディスコで盛り上がる
夕飯は、ビュッフェでもレストランでも食べられます。日本の寿司のお店など、有料のレストランも複数ありますが、今回はレストランで食べました。日本語のメニューの中から、食べたいものを数制限なく食べられます。
夕食の食べた後はナイトショーを観にいきます。
初日は、ウクライナの社交ダンスチャンピョン、ディマ・アナ組がダイナミックで素晴らしいダンスを楽しませてくれました。彼らは、日中の船旅の社交ダンスクラスも担当です。
ショーが終わると、22時~23時くらいからディスコタイムになります。
2日目の過ごし方 ダンスやズンバのクラスに参加
2023年9月16日(終日航海日)
朝のズンバに始まり、日中はダンスクラスが目白押し
2日目は、ジムに行って少し身体を動かしてから、ズンバやラインダンスのクラスに参加しました。
ラインダンスのクラスに出ておくと、夜のディスコタイムを楽しむことができるので、おすすめです。
講師は、アルゼンチン出身のクリスチャン先生でした。
ひと踊りした後は、遅めの朝食をブランチを14階のビュッフェでいただきました。
ビュッフェを食べたあとは、またもやダンスクラスに参加しました。会場まで行く船内は迷路のようでした。
ダンスクラスは、ズンバ、社交ダンス、メレンゲ、ラインダンス、フラダンス、アルゼンチンタンゴ、カントリーダンスがありました。
夕方からはアフタヌーンティーやパーティーを楽しむ
15時になると、レストランで、アフタヌーンティーを楽しむことができます。パンや、スコーン、ケーキをいくらでも選べます。
今回の船旅では、1日だけ、夕方以降にドレスアップをするフォーマルナイトという日が設けられているのですが、この日がフォーマルナイトでした。
着替えに一度部屋に戻ります。
ドレスに着替えたら、5階のグランドフロアにて、シャンパンタワーのイベントを観にいきます。
シャンパンタワーを拝んだあとは、フロアやデッキにでて、記念写真をたくさん撮りました。
生徒さんとツーショットも。
夜はレストランでディナーを楽しみ、ナイトショーやダンスパーティーへ
ハンバーガーが美味しいとにことだったので、レストランでハンバーガーを注文しました。かなりキレイな油を使っているそうで、美味しかったです。
その後、ナイトショーミュージカル「シークレットシルク」を鑑賞しました。
満席になるので、早目に行って前の方の席を取りました。
舞台演出の凝ったミュージカルでした。
夜は、5階メインフロア、グランドフロアにて、ラインダンスのパーティーが開かれました。
3日目の過ごし方 寄港地「釜山」を観光
2023年9月17日(釜山を観光)
朝はジムやスンバで汗を流す
2日目は朝からジムで汗を流しました。
海を眺めながらのランニングマシーンは気持ち良かったです。
この後、ズンバのレッスンに参加しました。食べても太らないおすすめの過ごし方です。
ジムとズンバで汗を流した後は、夕方に下船する寄港地、釜山にむけて身支度をしに、いったん部屋に戻ります。
部屋に戻る途中のラウンジでは、絵画のオークションを開催していました。
夕方は寄港地「釜山」を観光
夕方14時過ぎには釜山に到着しましたが、3000人規模の船なので、実際に釜山の地を踏むまでに2時間近くかかりました。
並んでいる時にこんなサービスもありました。
飲み物を頼んでゆっくり待ちます。日本語も何となく通じるユーモアあふれるクルーとコミュニケーションをとれる時間も、楽しみの一つでした。
夕方16時を過ぎてようやく釜山の地を踏めました。
辛い物が食べたいとのことで、美味しそうな冷麺をいただきました。後からくる辛さが溜まらなかったです。
ドラッグストアが人気と聞いたので、駅中のお店に入ってみました。日本の商品もおいてあり、化粧品から日用品まで充実していました。
夜はダンスや釜山の夜景を楽しむ
18時には船に戻り、社交ダンスパーティー会場に向かいました。
私は1人で参加したのですが、1人できていた紳士が数名お誘い下さいました。
社交ダンスパーティーの後は、社交ダンスの世界チャンピオン、ディマ・アナによるジャイブのレッスンでした。
笑顔で笑わせてくれるユーモアあふれる楽しいレッスンでした。
ダンスで汗を流した後は、釜山の夜景を見に15階の屋上に上がりました。
夜景を楽しんだ後は、18階のスカイラウンジにて、ディスコタイムを楽しみました。
この日は60年代のロックンロールの音楽がかかっており、全く知らない人とも一体感を味わえる船ならではの感覚がとても楽しかったです。
4日目の過ごし方 寄港地「長崎」を楽しむ
2023年9月18日(長崎を観光)
少しの時間でできる長崎観光のおすすめ
4日目は午前中から長崎観光です。
2時間かけて長崎の地を踏むことができました。
路面電車で移動して中華街でランチをすませました。
中華街を通って、原爆記念館へ向かいました。
原爆記念館の後は、歩いて平和公園にきました。
ちりんちりんアイスの屋台を見つけ、造形がきれいだったので思わずいただきました。
長崎の港を離れる時に、吹奏楽の演奏でお見送りがありました。デッキから手を振って鑑賞しました。
夕方は船内の充実したサービスを見て回る
船上では、いたるところで音楽演奏が行われています。
クルーズと言えばカジノと聞いたので行ってみましたが、クローズでした。
エレベーターホールにて写真撮影。船内で有料で販売しているので、気に入れば購入することができます。
エレベーターホールにはこのような案内パネルがあります。
責任者のクルーたちのパネルもありました。
デッキに出ると壮大な景色が拝めます。
夜は社交ダンスパーティーやナイトショーで盛り上がる
前日に引き続き、19時半から社交ダンスのパーティーが開かれました。
たくさん踊った後は、夜のショーを楽しみます。
この日のショーは中居正広さんが出ているのど自慢番組にも出場し、EXILEの後ろでも歌ったことがある、モニカさんでした。
日本語も上手素晴らしかったです。
5日目の過ごし方 終日ダンスを楽しむ!
2023年9月19日(終日航海日)
朝はクッキングショー鑑賞後、厨房見学ツアー
いよいよ最終日です。朝からユーモアあふれる笑いの絶えないショーを堪能しました。
総料理長さんが笑いで会場を包みました。
ショーの後は、実際に厨房を見学させてもらえることになっており、滅多にみれない光景を見学させてもらえました。
ブランチはプールサイドでハンバーガーを食べてゆったり過ごす
プールサイドで食べるハンバーガーが美味しいとのことで、ブランチとして食べることにしました。
ここのハンバーガーは美味しいと人気なだけあって、パテがボリューミーなのに意外とさっぱりしていて、もたれる感じもなく、ポテトフライも美味しかったようです。
午後のダンスでは思いもよらぬスペシャルな出来事が続々と!
ブランチ後、メレンゲダンスのクラスに参加しました。
目の前にいた私を、レッスン時のパートナーに指名して下さり、急に一緒に舞台で踊らせていただくサプライズにびっくりでした。
その後は、ウクライナの社交ダンスチャンピオンのディマとアナによる、ルンバのレッスンでした。
ダンスクラスの後は、抽選で当たった人が踊れる面白いイベントがありました。
抽選で当たったのはわずか私を含めて6名。まさかの即席パートナーとの即興ダンスコンペでした。
審査基準は、こちらです。
こちらは3回戦で踊ったディスコダンスです。
審査員からお褒めいただいた嬉しいコメントはこちらです。
準決勝で踊ったソロダンスはこちらです。
決勝戦は、2組で大好きな映画「ダーティーダンシング」のテーマソングを踊りました。
どちらのペアが優勝するのかは、審査員が決めるのではなく、観客の拍手が大きい方が勝ちということでしたが、なんと優勝しました。
記念品にシャンパンまでいただき嬉しかったです。
知らない方からもたくさん声をかけていただきました。
夜はパレードに始まり最高のナイトショーにダンスパーティーまで盛りだくさん!
たくさん踊ってお腹がすいたので、みんなでレストランでディナーを食べることにしました。
突然、総料理長など責任者の方々を筆頭にパレードが始まりました。
一緒に旅をした友人の誕生日がちかかったので、クルーたちも一緒にお祝いをしてくれました。
誕生日の友人には、チョコレートケーキのサプライズがありました。
こちらは、ダイヤモンドプリンセスのおすすめのデザートです。
この後は、毎晩恒例のナイトショーを観にいきましたが、動画が撮れず残念なくらい今までで一番感激しました。
オーケストラ演奏とオペラに合わせてダンサーが踊る、何とも豪華で華やかでした。
特に、男性がタキシードを身にまとい、ドレスアップした女性をエスコートして踊るシーンは、とてもかっこよくて素敵でした。
そして最後のダンスパーティーがグランドフロアで開催されました。
6日目の過ごし方 チェックアウト後、ビュッフェを楽しみながら船内から横浜の景色を拝む
最終日は朝早く部屋をでないといけないため、14階のビュッフェにて朝食を摂りました。
その後、船上からしか観れない横浜の風景を拝みました。
下船まで少し時間もかかりますが、あっという間に大さん橋に到着しました。
今回クルージングにかかった費用やオプションについて
私のプランは、部屋はジュニアスイート(4人部屋)で、飲み物が1日15杯までは無料。
食べ物は、有料レストラン以外はすべて無料、Wi-Fiも込み。
レッスンの参加費やショーの鑑賞代は無料で、込み込み97,000円程でした。
有料オプションとして、温泉・ジャグジー・サウナが大人気でした。
湯舟に疲れない分、つけても良いと思います。フリーパスで一万円弱くらいです。
よりクルージングを楽しむために大切なこと
最後までお読みいただきありがとうございました。
ダイヤモンドプリンセス号では、毎晩ダンスパーティーが開催されていましたが、
社交ダンスに関しては、ほとんど日中のクラスがないため、踊れるように準備をしておかれることをおすすめします。
社交ダンスに興味をもたれましたら、社交ダンスについての豆知識、靴や服はどんなものが良いのか、踊る前にやっておきたい姿勢づくりや基本ステップについて書いてある
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